2015年 03月 03日 ( 1 )




立候補を決意して、政治の世界に片足を踏み入れた。


震災以降の3年間は、政治の世界と絡みながらの活動をしてきたつもりだったが、
それはやはり政治の世界を知ったわけではないのだと実感している。


知人に挨拶をして回っていると、「当選しても変わらないでね」とよく言われる。
一人や二人じゃない。本当にたくさんの人から言われる。
それほどに有権者は候補者から裏切られて来ているのだ。


志を立て、選挙に臨むにあたって、私はその理由が見えてきたような気がする。
……少なくてもその一端に、きっと触れている。


「どんなに高い理想を掲げても、選挙に勝たなければ意味がない」


きっとそれが、始まりなのだ。候補者は確かな「当選への手応え」が欲しい。
政治の世界に立とうとした「志」よりも、勝つための「手段」が、まず必要になってくる。




だが、二世議員や政治家の秘書経験を持つ候補者を除けば、
そんなものを始めから持っている候補者など居ない。


そんな新人の周りに助っ人が現れる。


『ブレーン』


選挙のノウハウを知り、新人候補を当選に導いてくれる強い味方だ。




だが、選挙のノウハウを知っているブレーンに選挙を任せてしまうということは、
新人なのに古参の議員と同じ選挙をするということだ。


「“勝つための”、マニュフェストを謳いましょう!」


新人が、志とは別のところにある、票に結び付くマニュフェストを謳いだす始まりだ。


勝つためのノウハウがあるとして、
それが経験から導かれたものであるならば、
候補者のほとんどが同じことをし、
同じマニュフェストを掲げる理由に納得がいく。


私自身が選挙に臨むにあたって、
他の候補者がどんなリーフレットを発行しはじめるのかは興味の対象だった。
市内全域の知人に頼んで、配られているリーフレットを集めて回った。


写真や、色づかいのセンス、見やすさは候補者間に差が出ていても、
デザイン仕様は同類。
マニュフェストなど、どれも似たり寄ったりになってくる。


どんなに高い理想を掲げても、選挙というシステムが、
金太郎飴のように同じような政治家を作りだしていく現実がここにある。




この悪循環から抜け出す一つは、選挙戦を、自分の頭で考えて乗り越えていくことだ。


これが候補者側からできる、悪循環を断ち切る手段だと確信する。


そして本当は候補者側からだけでなく、有権者側からも、
この悪循環を断ち切る一歩が必要なのだ。






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by active_report | 2015-03-03 21:32 | 選挙準備期間